YAMAHA P-95 黒
12/05/15
鍵盤の裏の重り取り付けにより発生したM audioのエレピのカチカチノイズを直す気力も無くなったので(無理な体勢で腰も痛くなるし指も怪我する)、使わなくなった古いiPodなどと共に大学オークション(陳列場所 僕のレッスン室)に出品し、新たに電子ピアノを買った。お前は飽きたらなんでもすぐに捨ててしまうのかっ!って怒られそうだけど。その通りです、いやいや格安で勉強熱心な若者達に寄付を、と。
名駅西口のビックカメラでバイトしてる生徒からエレピを買ってあげたら彼の成績になって、ボーナスが出て僕に還元される、ってことは無いそうなので送料無料のAmazonで購入。クロネコのおじさん、いや今回は佐川だったけど、いつもありがとうございます。箱は巨大なのに案外本体は軽く11kgくらい。まぁ鍵盤もそれなりにスカスカだけど。この手の電子ピアノ界隈では最安値クラス。これ以上安いのはCASIOのおもちゃキーボードと変わらなくなってくる。とは言うもののYAMAHAのこれかどっちにしようか迷ったのがCASIOの同価格のもの。実際に触ってみたら音色はなかなか良かった。違う音色に切り替えるのがちょっと面倒なのと切り替える度にピッって音がするのがダメだった。あれ、いらないね。そのあたりの構造が石巻の仮設住宅集会所で弾いたKORG製と同じなのでどっちかがどっちかのメーカーになんとかOEM?提携してるんでは?
YAMAHAはMIDI OUT付き、USB無し、CASIOはその反対。これは好み、用途の違いで。どっちも外部出力がヘッドホン端子のみ。まぁ仕方ない、この値段だから。広い会場に持ち出した時もなんとかなるだろう。
それより今回も鍵盤裏重りを増強増量すべく手頃かつ重さが均一な重りを物色中。小学校の理科の実験で使った天秤の分銅って意外に高価で驚いた。とても88個は買えない。安い磁石とか、かな… それプラス単に重りを増すだけでなくテコの原理なども勉強するといいのかも。数学、理科苦手なんだけど。
逆の発想で電子音の聴こえ方を変えるとタッチの感触も変わる、という方法もある。いわゆるベロシティをいじって音の立ち上がるスピード、タイミング、響きをコントロールして、、ってそんなこと格安エレピには出来ない… そこで外部の音源モジュールに繋げばそれも可能で、そうするとやっぱりMIDI端子のあるYAMAHAにしといて良かった!、、あれ長いMIDIケーブルが見当たらない、ローランドのSC-88(黒い弁当箱のみの鍵盤無しのシンセ)の取扱説明書も無い、、なんてことごちゃごちゃやってる間にピアノの練習とかアレンジ仕事やれよ、って感じだ。
先日、丘の上の豪邸にお招き頂きニューヨークスタインウェイを弾いたけど天井が高く、床、壁も硬くとても良く響いていた。あぁピアノってのは本来ヨーロッパの石造りな建物の中に置いてあるものだなぁと再認識した。
ちゃんとした調整が第一だけど、良く響いて聴こえると鍵盤は軽く、その反対にこもってモコモコした音色だと重たく感じる傾向にある、と僕は感じる。
Note